敬語を使う時には、「誰の動作(もの)か」に気を付けて、「目上の人の動作(もの)
には相手を敬(うやま)う「尊敬語」を、「自分の動作(もの)」には自分のことを
へりくだって言う「謙譲語」を使うようにしましょう。
【尊敬語】
「召し上がる(めしあがる)」
「食べる」「飲む」の尊敬語。
用例:どうぞお菓子を召し上がってください。
類義語:いただく
「ご覧になる」
「見る」の尊敬語。
用例:師匠が、私の描いた絵をご覧になった。
類義語:拝見する
「おいでになる」
「来る」「行く」の尊敬語。
用例:会場には、あの有名な画家もおいでになった。
類義語:参る・伺う(うかがう)
【謙譲語】
「伺う(うかがう)」
「聞く」「尋ねる」「訪問する」の謙譲語。
用例:明日の午後3時に、先生のお宅に伺います。
類義語:お聞きになる・いらっしゃる・おいでになる
「いただく」
「食べる」「飲む」「もらう」の謙譲語。
用例:おいしいケーキをいただいた。
類義語:召し上がる
「承る(うけたまわる)」
「受ける」「聞く」の謙譲語。
用例:皆様のご要望を承りました。
「申す」
「言う」の謙譲語。
用例:私の友達が、そのように申しておりました。
類義語:おっしゃる