「抽象的な表現」とは、目に見えず触れられない考え方や概念を表す表現のこと、
新聞の社説や説明文にたくさん出てくるので、辞書を引いて調べるだけでなく、
用例も読んで、正しい使い方を身につけましょう。
「風刺(ふうし)」
社会や人物の悪いところを遠回しに批判すること。
用例:世の中を風刺した絵。
類義語:皮肉
「演繹(えんえき)」
ある理論を、広くほかの物事にも当てはめて説明すること。
用例:同年代の若者の行動の傾向から、彼の取った行動を演繹する。
類義語:推論(すいろん)
対義語:帰納(きのう)
「秩序(ちつじょ)」
物事の正しい順序やあり方、それが守られている状態。
用例:秩序を乱す行動は慎んでほしい。
類義語:規律・風紀
「普遍(ふへん)」
すべてのものに当てはまり共通していること。
用例:全世界で通用する普遍的な考え方。
類義語:共通
対義語:特殊(とくしゅ)
「エゴイズム」
自分の利益だけを重視しようとする考え。
用例:エゴイズムをむきだしにして批判される。
類義語:利己主義(りこしゅぎ)
「イデオロギー」
政治や社会に対する人々の考え方。
用例:イデオロギーの対立から口論になる。
類義語:主義・信条
「モラル」
人間として守るべき行動の基準。
用例:モラルに欠けた行動を注意された。
類義語:道徳