文章を書く本を読む時に必要な表現ー敬語
敬語を使う時には、「誰の動作(もの)か」に気を付けて、「目上の人の動作(もの)
には相手を敬(うやま)う「尊敬語」を、「自分の動作(もの)」には自分のことを
へりくだって言う「謙譲語」を使うようにしましょう。
【尊敬語】
「召し上がる(めしあがる)」
「食べる」「飲む」の尊敬語。
用例:どうぞお菓子を召し上がってください。
類義語:いただく
「ご覧になる」
「見る」の尊敬語。
用例:師匠が、私の描いた絵をご覧になった。
類義語:拝見する
「おいでになる」
「来る」「行く」の尊敬語。
用例:会場には、あの有名な画家もおいでになった。
類義語:参る・伺う(うかがう)
【謙譲語】
「伺う(うかがう)」
「聞く」「尋ねる」「訪問する」の謙譲語。
用例:明日の午後3時に、先生のお宅に伺います。
類義語:お聞きになる・いらっしゃる・おいでになる
「いただく」
「食べる」「飲む」「もらう」の謙譲語。
用例:おいしいケーキをいただいた。
類義語:召し上がる
「承る(うけたまわる)」
「受ける」「聞く」の謙譲語。
用例:皆様のご要望を承りました。
「申す」
「言う」の謙譲語。
用例:私の友達が、そのように申しておりました。
類義語:おっしゃる
文章を書く本を読む時に必要な表現ー抽象的な表現
「抽象的な表現」とは、目に見えず触れられない考え方や概念を表す表現のこと、
新聞の社説や説明文にたくさん出てくるので、辞書を引いて調べるだけでなく、
用例も読んで、正しい使い方を身につけましょう。
「風刺(ふうし)」
社会や人物の悪いところを遠回しに批判すること。
用例:世の中を風刺した絵。
類義語:皮肉
「演繹(えんえき)」
ある理論を、広くほかの物事にも当てはめて説明すること。
用例:同年代の若者の行動の傾向から、彼の取った行動を演繹する。
類義語:推論(すいろん)
対義語:帰納(きのう)
「秩序(ちつじょ)」
物事の正しい順序やあり方、それが守られている状態。
用例:秩序を乱す行動は慎んでほしい。
類義語:規律・風紀
「普遍(ふへん)」
すべてのものに当てはまり共通していること。
用例:全世界で通用する普遍的な考え方。
類義語:共通
対義語:特殊(とくしゅ)
「エゴイズム」
自分の利益だけを重視しようとする考え。
用例:エゴイズムをむきだしにして批判される。
類義語:利己主義(りこしゅぎ)
「イデオロギー」
政治や社会に対する人々の考え方。
用例:イデオロギーの対立から口論になる。
類義語:主義・信条
「モラル」
人間として守るべき行動の基準。
用例:モラルに欠けた行動を注意された。
類義語:道徳
文章を書く本を読む時に必要な表現ー呼応・程度の副詞
文章を書いたり、本を読んだりするために、接続詞や副詞、抽象的な表現、敬語を
マスターすることによって、より分かり易く自分の思いを伝えられたり、読書の幅を
広げられたりする。
人に何かを伝えたいと時、話と話の間に適切な「接続語」を使うと、全体の筋道が
わかりやすくなり、論理的に伝えることができるようになります。
志望理由を書くときに役に立ちます。
接続語の役割
●原因・理由」と結果をつなぐ
だから ゆえに したがって
●付け加える・並べる
また さらに そのうえ
●反対の内容をつなぐ
しかし ところが けれども
呼応の副詞・程度の副詞
「呼応の副詞」とは、あとに決まった言葉(打消の「・・・ない」など)を続ける
ことで、意味が成り立つ副詞のこと。
「程度の副詞」とは、数や状態の程度を表す副詞のこと。
同じ「食べた」でも、「少し食べた」と「たらふく食べた」では意味が違ってくる。
【呼応(こおう)の副詞」
「必ずしも(・・・ない)」
そうであるとは限らない
用例:子供が必ずしもニンジン嫌いとは言えない。
類義語:あながち
「たとえ(・・・ても・でも)」
もしそうであっても。
用例:たとえ雨が降っても決行する。
類義語:もし
「おそらく(・・・だろう)」
ほぼ間違いなく。
用例:この計画はおそらく成功するだろう。
類義語:おおかた きっと 多分
「まるで(・・・のような)」
ちょうど。(よく似ているということ)
用例:まるで雪のように白い肌だ。
類義語:あたかも さながら
【程度の副詞】
「いささか」
少しばかり。
用例:この話はいささか疑わしい点がある。
類義語:わずか ちょっと
「おびただしい」
非常に多い。
用例:島の上空におびただしい数の鳥が飛んでいた。
類義語:数えきれない
「たらふく」
腹いっぱい。
用例:大好きなカニをたらふく食べた。
類義語:十二分
自分の気持ちを的確に表す語句ー「印象」「状態・状況」
本日は、「印象」「状態・状況」の表現について覚えましょう。
「物」「人」「出来事」などに対する印象を表す言葉はたくさんあります。
また、「印象」や、その時の「状態・状況」を適切な言葉で伝えることができると
コミュニケーションがスムーズになります。
「卓越(たくえつ)」
ほかよりはるかに秀でて優れていること。
用例:彼は、卓越した絵の才能を持っている。
類義語:出色(しゅっしょく)
「折り目正しい」
礼儀正しい
用例:彼女の折り目だしい様子に、好印象を持った。
類義語:品行方正
「安易(あんい)」
簡単であること。いい加減であること。
用例:進路に対して安易に結論を出すべきではない。
類義語:容易・平易・簡易(かんい)
「息がつまる」
とても緊張して息苦しくなる。
用例:面接官の厳しい表情を前にして、息がつまった。
類義語:重苦しい
「忽然と(こつぜんと)」
突然。
用例:飼い犬が忽然と姿を消した。
類義語:にわかに
「いやおうなしに」
有無を言わせずに強引に。
用例:いやおうなしに、野球の応援に駆り出された。
類義語:無理やり
「せきを切ったように」
抑えられていたものが、一気にあふれ出したかのように。
用例:親友の顔を見て安心し、せきを切ったように涙があふれ出した。
類義語:怒涛(どとう)のごとく
では、言葉で表現できるようにしましょう。
自分の気持ちを的確に表す語句ー「楽しみ」
昨日、投稿しました。「悲しみ」「怒り」を表す語句はどうでしたか。
本日は、「楽しみ」を表す語句について覚えましょう。
どんなふうに楽しいのかを適切な言葉で表現ができると、自分がどれくらい楽しいのか
が伝わります。
「醍醐味(だいごみ)」
本当のおもしろさ。
用例:山頂にたどり着いて眺める景色こそ登山の醍醐味だ。
「陶酔(とうすい)」
美しいものなどにうっとりとすること。
用例:異国情緒あふれる笛の音色に陶酔する。
「享楽(きょうらく)」快楽にふけり楽しむこと。
用例:長い休みに宿題のことも忘れて享楽にふける。
「浮かれる(うかれる)」
心が弾んで落ち着かないさま。
用例:明日から旅行なので、すっかり浮かれている。
「満喫(まんきつ)」
心ゆくまで楽しみ、満足すること。
用例:朝から晩まで遊んで、休日を満喫した。
「悦に入る(えつにいる)」
物事がうまくいき、ひとり心の中で喜ぶ。
用例:立派な作品が完成して悦に入る。
「興じる(きょうじる)」
おもしろがって楽しむ。
用例:一日中、対戦ゲームに興じる。
おまけ
うれしい程度
●心の状態
(胸が)はずむ 満悦 天にも昇る(心地)
(心が)浮き立つ (胸が)躍る 有頂天
→ → → → →高
●行動・様子
(口元が)ほころぶ 喜色満面 快哉を叫ぶ
きしょくまんめん かいさいをさけぶ
*右にいくほど程度が高くなります。
では、一緒に覚えましょう。
自分の気持ちを的確に表す語句ー「悲しみ」「怒り」
これから、現代社会で生活し、活躍するうえで必要な思考力・判断力・表現力を
高めるため、語彙力・読解力をUPを目指して行きたいと思います。
自分の気持ちを、的確な表現で伝えることができると、よりいいコミュニケーション
ができます。
例えば、「うれしい」と言うよりは「天にも昇る心地」と言うことで、かなりうれし
かったということが相手に伝わります。
「悲しみ」「怒り」を表す語句
「断腸の思い(だんちょうのおもい)」
はらわたがちぎれるほどの、ひどくつらい、悲しい思い。
用例:断腸の思いで、楽しみしていた旅行をあきらめた。
「哀愁(あいしゅう)」
寂しく、もの悲しい様子。
用例:彼の背中には、哀愁が漂っていた。
「悼む(いたむ)」
人の死を嘆き悲しむ。
用例:故人を悼む
「切ない」
胸がしめつけられるような、つらくてたまらない気持ち。
用例:片思いしている先輩が引っ越すと聞いて切ない。
「ねめつける」
にらみつける。
用例:怒った彼女にねめつけられ、すっかりしょげてしまった。
「剣幕(けんまく)」「見幕」
怒った時のこわい顔つきや態度。
用例:彼はすごい剣幕で怒りだした。
「逆上(ぎゃくじょう)」
激しい怒りや悲しみで興奮した状態になり、取り乱すこと。
では、親子で一緒におぼえて、表現できるようにしましょう。
川越週末さんぽー花手水巡り
霜月(しもつき)十一月
本格的な冬を迎え、霜が降ることから、「霜降月」から「霜月」と言われています。
また、神楽の奉納するため「神楽月」とも言われています。
朝晩急激に気温も下がり、寒さが身に染みてきました。
そんな時期に川越の街を散策していると奇麗な「花手水」に出会えることが多くなりました。是非とも皆さんの「花手水」を楽しみながら散策をしてみてはどうですか。
川越八幡宮
しあわせ稲荷小路
うつわが、舟になりました。
水が落ちてくる様子がなんとも言えない感じです。
川越城富士見櫓跡
ウニクス川越
1階ヤオコー前広場
3階駐車場入り口
「花手水」とは、神社をお寺の入り口にある、手を清める手水に花を浮かべたものです。素敵なお花を見ることによって、いやなことを忘れてまて来週も頑張ろうという気持ちになります。
ウニクス川越では、12月末まで毎週金曜日に入れ替えて展開をされるそうです。
是非、お買い物ついでにご覧になってください。