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サンゴ礁、消滅の危機

地球温暖化に伴う海水温の上昇により、今世紀中に世界の海で全てのサンゴ礁が消失する恐れがあるとの報告が国連環境計画がまとめた。

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国際社会が化石燃料への依存を続けると、2034年にはサンゴ礁の死滅につながる白化現象が常態化、消失の危機が高まると警告。

日本では沖縄県や鹿児島、東京・小笠原諸島などにサンゴ礁が分布している。

報告書は「日本の周辺海域でも24年に白化が常態化する可能性がある」としている。

このまま化石燃料への依存を続けると、毎年のように深刻な白化が起き、今世紀中には世界の全てのサンゴ礁が白化の影響を受けると予想した。

常態化の時期については、白化のスピードが環境や地理条件によっても異なるため、インドネシア周辺海域で43年、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフのあるオーストラリア北東海域で34年と予測。日本周辺海域では24年としたが、30年までに約8割のサンゴ礁で白化が常態化するとした。

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白化はサンゴの中から植物プランクトンが追い出され、栄養分や酸素の供給が受けられずに白くなる現象。1980年代以降に急激に増加、直近では2014~17年に世界規模で観測された。

温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の目標水準で各国が温室効果ガス排出量を減らした場合、常態化が起きるのを世界平均で45年まで遅らせることができるとした。